どうも皆さんこんにちは!
今回は私の長男がまだ生まれて間もない頃の心底心配した出来事についてです。
きっかけは妻からの電話
きっかけは、職場での休憩中受けた妻よりの1本の電話でした。
ん……うん?
よくわからないんだけど、白いとヤバいの?
え。そうなの!?
なんだろ、なんか悪いことなのかな。。
うんちもうすぐ出る頃?
もしそうで、その色見てやっぱり白かったら病院連れて行こうか。
あ、そうだね、もうすぐ出るかも。
うん、そうしよう。
それじゃうんちの色見て報告するね。
また後でね〜。
といった内容でした。
電話を切って、
上司から“なんの電話だった〜?”と訊かれて、
スマホで調べながら
なんかわからないんですけど。
うちの赤ちゃんのうんちが白いらしいんですよね、白いとどうなんで………ん!?(絶句
という流れでサイトを見て血の気が引いたのを覚えています。
そこには、赤ちゃんの白いうんちは、ある病気の症状の場合がある。というものでした。
胆道閉鎖症

その病気とは胆道閉鎖症というもので赤ちゃんに発症する肝臓及び胆管の病気でした。
肝臓で作られる胆汁を十二指腸まで送る為の通り道である胆管が、
生まれつき・または生後すぐの頃に完全に詰まることで、胆汁を腸管内へ排出出来なくなるという病気で、
発症の原因もわかっていない難病指定の病気とのことでした。
胆道閉鎖症の症状
症状としては以下のものが挙げられておりました。
- 肌、白目が黄色くなる黄疸
- 灰白色、クリーム色、レモン色のうんちやウーロン茶のような褐色のおしっこ
治療法
治療法としては、
手術により、肝臓と腸管を繋いだり、胆管と腸管を繋いで胆汁が腸に送られるように改善するという方法でした。
ただし、その後も黄疸が続いたり、肝機能の低下が見られた場合は肝臓移植を行う必要がある。
また、術後に合併症が起きることもあるので定期的に通院する必要があるようでした。
病気の説明を読んで

この病気の説明に辿り着いて読んでいくにつれ事の重大さに気付き、
“は?え?手術?あんな元気なのに??
てか、手術しても治らんかったら肝臓移植??
その場合もし、ドナーに適合する人がおらんかったら。。”
という認識に至ってから背を冷や汗が伝い、
これは、普段のように軽〜く“まぁ、大丈夫でしょ〜”
と言っていられるLvの話では無いと意識を改めました。
その後1時間程経ち妻から
“やっぱり白い”
と、言われた時はさすがに、ガツンときて、
“わかった、ありがとう。今日は病院ももう開いていないから明日朝一で一緒に行こう。”と答えた後、
赤ちゃんのことばかり考え、ボーッと全然集中出来ないまま仕事を最後までして帰ったのを覚えています。
翌日、病院にて
翌日、病院で診てもらいお薬を貰い、
“これを飲ませて様子を見てください。”
とのことでした。
とにかく治ってくれ。。と祈ること数日、
“うんちが黄色くなってきた!”
と2人でホッと胸を撫で下ろしため息をついたのを覚えています。
その時学んだこと
結果的には胆道閉鎖症では無かったですが、
身近な人に話した時には、
“うんちの色程度でそんな騒ぐことじゃない”
“その位で病院とか大袈裟!”
とも言われました。

しかし、その無責任な言葉を信じ、病院に連れて行かず、もし赤ちゃんになにかあった場合、それを信じる選択をした自分自身を恨むことになるのはもちろん、何よりもその子の人生果ては命の行く末までを決め、或いは奪いかねない選択にもなるのだと思い知らされました。
この時のことで、自分が知らないことに対しての選択をする場合、人の意見を鵜呑みにするのではなく、しっかり調べた上で“もしも”を想定し、早目早目の対処を心掛けることが大事であると心に刻む機会になりました。
今は元気過ぎるほどに元気で家の中をめちゃくちゃにする程ですが、その時のことを思うとそれもまた最高の日々です。
(尚、胆道閉鎖症は生後30日までの間に手術をした場合と、それ以上経ってから気付き手術した場合では黄疸の消える確率も、1度消えた黄疸が再現する確率もかなり違い、さらに手術をしなかった場合は2~3歳程で肝硬変で亡くなる可能性が高いようです。
よって先程の症状かも?と思われた場合速やかに受診されますようお勧め致します。
ということで最終的には何事も無かったことではありますが私の体験したお話でした。
今日はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。